そばが縁起物とされる理由
2023/03/08
日本では日常的によく食されるそばですが、年を越す際に食べるといった縁起物という側面もあります。
ではなぜ、そばは縁起物とされているのでしょうか。
下記では、その理由を詳しく解説します。
そばが縁起物とされる理由
そばは「年越しそば」「節分そば」「引越そば」など、縁起物として節目に食べられることが多いです。
その理由には、いくつかの説があります。
江戸時代からの習わし
そばは江戸時代から「福そば」とよばれ、縁起のよい食べものでした。
ここから「ハレのそば」となり、現在でも人生の節目などに食べられるようになったといわれています。
金運が良い
昔金細工師が金粉を集める際に、練ったそば粉を使っていました。
このことからそばには金運につながるイメージがあり、縁起が良いというイメージに繋がったとされているのです。
悪い運を断ち切る
そば粉だけで作ったそばの麺は、切れやすいという特徴があります。
ここから「悪い縁を断ち切る」という意味合いを持つようになったようです。
長寿を願う
そばは長く伸ばし、細く切って食べることが多いです。
このことが長寿を連想させるということで、験担ぎに使われるようになったといわれています。
まとめ
そばが縁起物とされ節目に食べられる理由には、いくつかの説があります。
「金運が良い」「悪い運を断ち切る」「長寿を願う」などがあり、江戸時代から続く縁起物の一つです。
日本が誇る伝統食であるそばは、美味しさだけでなく縁起物としても長く愛されています。
こうした由来をかみしめつつ、そばを味わってみてはいかがでしょうか。